2019年7月14日日曜日

Z8001クロス開発環境 binutilsをビルドしてみる

以前、導入したクロス開発環境だと、binutilsのバージョンが2.19と古いので、新しいバージョンをビルドします。最新は2.32で、Z8000も未だにサポートされています。

ビルドに使った環境は、Ubuntu 18.04.2 LTS (Bionic Beaver) 64bit です。

 https://ftp.gnu.org/gnu/binutils/binutils-2.32.tar.gz

ダウンロードしたら、展開します。

    tar xvzf binutils-2.32.tar.gz

ビルド用のディレクトリを作ります。

    mkdir cross-dev

ビルド用のディレクトリに入り、configureを実行します。targetには、z8k-elfは指定できないようなので、z8k-coffにします。prefixには、インストールするディレクトリを指定します。

    cd cross-dev
    ../binutils-2.32/configure --target=z8k-coff --prefix=$HOME/opt

そして、

    make
    make install

私の環境では、エラーもなく結構かんたんにビルドできました。
prefixで指定したディレクトリのbinの下に、実行ファイルが入っていますので、PATHを通しておきます。

残念ですが、GCCは公式にはZ8000をサポートしていないようなので、古いバージョンを使うしかないですね。



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