2019年4月30日火曜日

Z8001 クロス開発環境

電脳伝説Z8000のクロス開発環境 を参考に、クロス開発環境を構築してみました。

解説では、Windows上のVirtual BoxでFedora の 32bit Linuxを動かして、その上でクロス開発環境を動かしているのですが、私が普段使っている環境はUbuntuの64bitです。

説明に沿ってダウンロードしたファイルを展開して実行しようとしたのですが、"No such file or directory" とエラーが出て実行できませんでした。objdump で確認すると、実行ファイルは、elf32-i386 で、そのままでは実行できませんでした。

64bit 環境で実行するには、apt で lib32z1 をインストールすることが必要です。バージョン確認だけですが、z8k-coff-as が起動することを確認しました。


バージョンは、2.19 ですね。

2019年4月27日土曜日

手持ち部品の確認 その2

今年のゴールデンウィークは特に予定もなく、時間が有り余っているので、有効に使いたいものです。

手持ちのTTLの山の中にラッチや、アドレスデコードに必要そうなICとかが残っているのか確認しておきます。Z8001では、アドレスバスとデータバスがマルチプレクスされており、アドレスを保持するのにTTLのゲート回路だけでなく、ラッチが必要になります。8bitラッチがアドレスバス用に2個、セグメントアドレス用に1個の計3個必要です。


昔あった「74シリーズIC規格表」とかを持っていないと、型番から何のICなのかをネットで調べるのは結構骨が折れます。どこかまとまったサイトがあると助かるのですが。

74LS00や74LS32のようなゲート回路から、LS244,245のようなバッファまでなんとかあります。しかし、8bitラッチはLS373が1個しかなく、買い足す必要があります。あと、アドレスデコーダに使える3bit入力のLS138はあましたが、2bit入力のLS139が無かったので、このあたりも買い足しが必要かも。TTLも購入できる品種が減ってきているので、手に入るかちょっと心配です。

ジャンクボックスの中に、Lattice GALの20V8B,  22V10Bも見つけたのですが、プログラマーを持っていません。これが使えれば、TTLが手に入らなくても回路を組めるし、配線も手抜きできるのですが。

2019年4月26日金曜日

手持ち部品の確認 その1

発注したZ8001と周辺の石が出荷されたようなので、組み立てるのに使えそうな手持ちの部品を確認しています。

まずは、


SONY の 1M bit S-RAM CXK581000AP-10LL です。ジャンク品から外したもので8個 1Mbyte 分あります。一度も使ったことがないので、動作するのかわかりません。問題なければ、十分なメモリーが確保できます。

次、

256kbitの高速S-RAM IS61C256A-20Nが9個。むかしのPCのマザーボード上にキャッシュメモリーとして載っていたものです。8個使えばメモリー空間を256kbyte埋められます。 これも動く保証はありませんが、メモリ容量はこれで十分かも。高速なのでメモリアクセスにも余裕がありすぎるくらいです。この他にもメーカーの異なる9個を持っています。

次、


だんだんしょぼくなりますが、64kbit S-RAM 6個。これで48kbyteが埋められます。流石にこれでは少なすぎるか。データバス16bit分ハンダ付けの苦労が報われません。

部品箱を漁ったところ、RAMは手持ち部品で確保できそうです。万が一動かなくても、S-RAMはまだ購入できるので問題なさそうです。

問題なのはROMです。昔はUV-EPROMも複数個持っていたはずなのですが、今は手元にありません。今更新品を購入しても、プログラマーやUV消去機まで調達せなばならず、出費が増えるので気乗りがしません。秋月で、フラッシュメモリを購入できるようなので、これを使うか思案中です。

それにしても、S-RAMばっかり残っているなんて。今更ながら、何を基準に断舎利したのか、自分でもよくわかりません。

2019年4月22日月曜日

Z8001の情報 

Z8001のボードを組み立てるのに必要な情報の続き

ftp://ftp.groessler.org/pub/chris/olivetti_m20/doc/english/
 Z8001のデータシートとプログラムガイドがあります。多少読みにくい部分がありますが、これがないとどうしようもないので貴重な情報です。

Digital Research Source Code
 CP/M-8000のソースコードとバイナリが置いてあります。将来的には、CP/Mを動かしたいところですが、CP/Mを移植するには、Olivetti M20というマシンが必要なようです。

Olibetti M20 Site
 Z8001を搭載したパーソナルコンピュータ Olibetti M20の情報が集めてあります。 どこの国にもレトロ好きな人たちはいるものですね。そのパワーには驚かされます。ハードウェアのマニュアル類も公開されているので、CP/Mを移植するのに必要な情報が得られると思います。

Mame
 アーケードゲームのシミュレータソフトの公式サイトです。シミューレトできるCPUの中にZ8001/Z8002 も含まれているようです。役に立つかは、わかりませんが。

2019年4月21日日曜日

Zilog Z8001

最近、Zilogの16bit CPU Z8001のことをふと思い出した。本当にふとで、何がきっかけなのかわからないのですが。

今を去ること約30年前、大学生だった私は、趣味で8bitのZ80のアセンブリ言語でプログラムを書いていたのですが、貧乏学生に16bit CPUのパソコンは買えるはずありませんでした。
当時は、intelのx86, MotorolaのMC68Kがメジャーだったのですが、ひねくれ者の私は、「やっぱりZilogやろ」ということで、アルバイトで稼いだ金でZ8001と周辺の石を買い、 はんだ付けしてワンボードのコンピュータを組み立てて遊んでいました。

就職で故郷を離れ結婚をし子供を育てるうちに、作ったボードは捨てましたが、いつかまた組み立てて遊ぼうと、石は外してパーツボックスに放り込んでおいた、はずでした。

子供も成長し手が離れてきたし時間に余裕もできたので、また組み立ててみようと思い、そのパーツボックスを探しましたが、見つからない.....。各種CPUと周辺の石を入れていたボックスごとないので、引っ越しを繰り返すうちに、どうやら断舎利されていたらしい。TTL 類を入れたボックスは手元に残っているし、捨てた記憶も無いので不思議なのですが、無いものはない。
無いとなると無性に欲しくなり、国内の通販サイトとか当たりましたが、流石にもう古すぎて見つかりません。ネットをさまよっていると、ebayでドイツから買えることがわかり、衝動的に注文してしまいました。

石が届くのが待遠しいのですが、それまで情報収集することにします。なんせ、データシート類も一切なくしているので、組めないし動かしようもないので。

ネット検索してみると、Z8000の情報はそこそこあるようです。

電脳伝説
 Z8001ではなくノンセグメントのZ8002 を動かしてらしゃいます。開発環境の整え方とか記述があり、ハンドアセンブルしなくてすむので 、この情報は助かります。って、「モトローラ6800伝説」の著者の方なんですか。妙に納得しました。

Electrelic 
 このブログもかなりdeep。 Z8001と周辺の石を所有しており、そのコレクションがすごい。Goole検索でたどり着いたブログなのですが、CP/M-8000の存在を思い出させてくれました。プロフィールを見ると年齢はほぼ一緒(同級)の方で、MC68kでCP/Mを走らせたりと、私とは全く次元が違います。懐かしい単語が並んでいて読んでいてニマニマできて楽しいです(かなり、おじさん化してるわ)。

情報収集は続く。