2021年7月24日土曜日

Z280MB CFカードを接続と回路図公開

 Z280MBにCFカードを接続できるように拡張しました。Z8002MBで作ったIDEインターフェースボードをそのまま流用し、その先にIDE-CF変換アダプタを接続しています。


CFカードのセクター読み書きができることは確認できているので、まずはCP/Mを移植してみようと思っています。

ハードウェアは一段落したので、GitHubに回路図を上げておきました。これを見て作ろうとする酔狂な人はいないとおもいますが。

Z280MB GitHubリポジトリ


2021年6月19日土曜日

Z280MB 起動する

Z280 MPU Boardは、はんだ不良などでかなり苦戦していたのですが、安定して動作するようになりました。

現在は簡単なマシン語モニタが動作しています。

  • メモリダンプ
  • メモリ書き換え
  • ジャンプ
  • インテルHEXファイルのロード
の必要最低限のことしかできませんが、EEPROMの書き換えが必要なくなり、だいぶ作業が楽になります。これからは、このモニターでテストコードを走らせながら、Z280特有の機能を試していきたいと思います。


その先にはボードを拡張して、CP/M や FUZIX を移植してみたいとも考えています。

2021年5月19日水曜日

Z280MB 組み立て

 GWを目一杯使って、Z280ボードを組み立てました。


16bit CPUは配線量が多く、老眼が進んできている自分にはかなりきついです。特にPLCCソケットのピンへのはんだ付けは、線同士が重なるので見づらくて正直あまり好きではありません。よく順番を考えながらはんだ付けしていかないと、あとで後悔します。白のラッピングワイヤがデータバス、オレンジがアドレスバス、青がバス制御とその他の信号ラインです。


ユニバーサル基板で作るのは、自分にはそろそろ限界なのかもしれません。次回はPCBを起こせるようになりたいものです。

このMPUボードは、CPUクロックが12MHz、SRAMが256kバイト、EEPROMが16kバイトの構成です。ROMは実際には2Mビット×2なのですが、そんなにもいらないので、16kバイト分だけ使えるようにしてあります。リセット直後は、64kバイトのメモリ空間にはROMしか現れず、MMUをつかってアドレス上位に置かれているSRAMをマッピングして使えるようにします。

現状では、UARTから”hello world"が出力できているレベルで、MMUなどの確認はできていません。回路図は動作が確認できたら公開するつもりです。



2021年5月2日日曜日

Z280のZ-BUS

当初、Z280を8-bitのZ80-Busで動かそうと思っていたのですが、はんだを始めたら調子が乗ってきたのと、あとで変更するのが結構面倒なことに気づいたので、はじめから16-bitのZ-BUSで行くことに変更しました。


Z-BUSでもアドレスとデータバスはマルチプレクスされているので、アドレス用の8-bitラッチが2個必要になります。
データバスの接続は、偶数番地がAD15-AD8に、奇数番地がAD7-AD0になります。バイトリードの場合は、Z280がAD15-AD0の上位と下位を選んでデータを読み込んでくれますが、バイトライトの場合は、AD15-AD0の上位と下位には同じデータが出されますので、A0で書き込むメモリチップを選択をする必要があります。ワードのリードライトでは、Z280がリトルエンディアンなので、上位と下位を入れ替えてくれます。

B/Wはバイトかワードアクセスを示し、R/Wはリードかライトを示します。/DSはデータの読み書きのタイミングをとる信号です。Z8000のZ-BUSと違うところは、メモリアクセスを示す/MREQがありません。ST3-ST0をデコードしてメモリアクセスかを判断する必要があり、1000と1001の場合がメモリアクセスを示します。

Z-BUSでのメモリアクセスのタイミングは下図のようになっています。Z8000と同じです。

2021年4月19日月曜日

Z280のクロック

 Z280のクロックは少し複雑です。チップからは、XTALI, XTALO, CLK の3本もクロック関係のピンが出ています。

Z280は内部にクロックオシレータを持っており、水晶振動子をXTALIとXTALOにつなぐか、XTALIに外部からクロック信号を入れると動作することになっています。内蔵オシレータからのクロックは1/2に分周され、CPUクロックになります。今手持ちのCPUは12MHz品なので、クロックは24MHzまで入れることができます。

外部バスのクロックは、CPUクロックを更に1/2, 1/4分周にすることができ、CLKピンから出力されます。デフォルトでリセット後は1/2にセットされるのですが、この分周比は、データシートによるとソフトウェアからでは変更できません。

これは、アクセススピードが遅いメモリやI/Oを接続することを考慮したものなのでしょうが、Z280を最速で動かすには、バスクロックをCPUクロックと同一にする必要があります。厄介なことに、この分周比を変更できるのは、リセット時にデータバス経由で値を渡す方法だけのようです。

2021年4月10日土曜日

Z280のZ80-Bus

 

Z280のZ80 Busですが、その名前と違い、メモリやI/Oと接続するための信号やタイミングはZ80とは完全に同じではありません。8-bitバスという点では同じなのですが。


データD0-D7とアドレスA0-A7は、AD0-AD7としてマルチプレクスされているので、アドレスを保持するためにZ8000と同じようにアドレスラッチが必要です。/ASは、AD0-AD7がアドレスを出していることを示す信号です。
/OEと/IEは、ADが出力か入力を示す信号で、ちょっと使いみちが思いつきませんが使わなくても大丈夫そうです。

Z80と違い、命令のフェッチでもデータのリードライトでも同じタイミングで行われます。

メモリリードでは、/MREQがLになり、続いて/RDがLになります。データはT3の立ち下がりで読み取られます。

メモリライトでは、/MREQがLになり、AD0-AD7にデータが出力され、続いて/WRがLになります。

よくある非同期バスなので、スタティックメモリをつなぐだけなら大して難しくはなさそうです。

I/Oアクセスは、タイミングは違えどメモリとほぼ同じようです。Z280には主要な周辺I/Oが組み込まれているので、I/Oアクセスの事はしばらく忘れておきます。


参考文献 
 Z280 PRELIMINARY Technical Manual
 Z280 Product Specification

2021年4月3日土曜日

Z280のリセット

Z280の資料を読み始めました。まずはリセットあたりから。

Z280のリセットは少々複雑です。 ハードウェアリセットは、/RESETピンを128クロックサイクルの間、Lにすることでかかります。 
外部バスをZ-BUSかZ80 Busにするかは、このリセット時にOPTピンで決定します。

 Z80 Bus --- opt = L 
 Z-BUS ----- opt = H or NC

/RESETピンをHに戻すときに、/WAITピンがLになっているとAD0-AD7ピンからデータを読み込んでBus Timing and Initialization Register を初期化できます。AD6をHにしておくとブートストラップモードになり、リセット後にUARTから256バイト読み込んで実行します。ROMレスなシステムを作るの使う機能で面白そうですが、スタンドアロンで動作できなくなってしまうので、今回は使わないつもりです。
他にも、メモリアクセス時のウエイト数を設定したり、外部バスクロックの設定ができたりするのですが、初期化に余分な回路が増えるため、この初期化方法は使わないことにします。

/RESETがLになっている間は、AD0 - AD15, A16 - A23 はHi-Z で、他の制御出力ピンはHになります。

参考文献 
 Z280 PRELIMINARY Technical Manual
 Z280 Product Specification